Aパチンコ 評判
パチンコで散財癖が酷く、負けるたびに妻と喧嘩になる有様でした。
小遣いの範囲で遊んでいるうちはよかったのですが、嘘をついて小遣いとは別にお金をもらおうとするようになったことも悪かったと思っています。
確かにどうにかしないと、と自分でも思い始めた頃、熱くなりすぎて10万円負けるという事態になりました。
この時は給料の直後、前の週の競馬で勝っていたこともあり、気が大きくなっていたのは確かですが、数か月分の小遣いが消えてしまったショックが拭いきれず、妻にそのことを打ち明けたのです。
結果的に妻には泣かれてしまい、口もきいてもらえない日が続きました。自分はやっと深く反省し、依存症かもしれないとさえ思い、病院の扉を叩くことも考えました。
そんな時、会社の後輩がAパチンコという会社で中古の台を買ったという話をしているのを耳にしたのです。
私はもう長年同じ台にはまっていて、行く時はそれしかやりません。その台が空いていない時は家に帰るか、空くまで休憩コーナーで待っている程です。
そこで自分は単にその台が好きなのだと思い至り、早速後輩に詳しい話を聞いて、妻に相談してみました。
私の好きな台は人気機種で7万円以上の値段がついています。妻はかなり渋い顔でしたが、今後パチンコには行かないと約束するならという条件つきで、そのシリーズの4万円の機種なら買ってもいいと言います。
我が家は田舎の一戸建てなのでオプションは最低限でいいと考えたことと、どうしても玉の感触は欲しかったので、試しにスターターセットというのをお願いして注文、いよいよ店パチンコとは縁を切ることになりました。
注文して1週間後、我が家に初めてのパチンコ台がやってきました。
かなり古いシリーズ台だったのですが、新品のようにピカピカ、ハンドル部分にほんの少し傷がある以外は美品です。
家庭用電源に固定台もついていたので、まずは設置予定だった部屋には持って行かず、居間で試しに電源を入れました。その時は、妻もどことなく興味深そうな様子でした。
実際にやってみて、まず玉の音のうるささに驚き、居間では禁止令が出たものの、私がこれでパチンコから足を洗ったと思うと妻は嬉しそうでした。
今では「ちょっと行ってくる」と言って、二階の自分の部屋にその中古台を打ちに行くのが日課になっています。
そして驚くべきことに、今は私が仕事の間、妻が一人で遊ぶこともあるのだそうです。
パチンコ台のおかげで会話が増えたというのは皮肉なものですが、Aパチンコのことを教えてくれた後輩には、今でも感謝しています。
妻の意見で、次のボーナスではもう1台我が家にパチンコ台が増えそうな気配です。